マイナンバー保険証
本日、令和7年12月2日より、マイナンバーカードの健康保険証利用(以下「マイナ保険証」)の一本化がスタートしました。
今後は新たな健康保険証が発行されなくなるため、健康保険を利用して医療サービスを受ける場合には、以下の場合を除き、マイナンバーカードを保険証登録して医療機関の窓口に提示することになります。
- 加入する健康保険が発行する資格確認書を利用する(有効期限は5年間)。
- 有効期限の切れたこれまでの健康保険証を利用する(令和8年3月末まで)。
既に社会保険に加入の方で、マイナ保険証を保有していない方は資格確認書がお手元に届いていると思われますが、12月2日以降に新たに社会保険に加入する方については、企業担当者が本人の希望を聴取した上で、資格確認書の発行手続きを行う必要があります。
発行手続きから1〜2か月で、資格確認書が発行されます。
資格確認書を発行した従業員が退職した場合には、資格確認書を回収して協会けんぽや健康保険組合に返却しなければなりません。
また、マイナ保険証の保有者には、番号や負担割合などを記載した資格情報のお知らせが交付されます。
◇マイナ保険証のメリット◇
マイナ保険証に切り替えることで以下のようなメリットがあります。
- 過去の診療や投薬の履歴など、医療機関同士での情報の連携が可能になり、より効果的な医療を受けられる。
- 突然の高額な医療費負担を抑えることができる(限度額適用認定証の発行不要)。
- 退職や転職の際に保険証の切り替えの手続きをしなくてもよい。
- マイナポータルでの確定申告の際に医療費控除が簡単になる。
マイナ保険証は、マイナンバーカードの発行をした上で、①医療機関や薬局にある顔認証付きカードリーダー、②マイナポータルのサイト、③セブン銀行のATMのいずれかで保険証登録をすることで利用が可能となります。
マイナ保険証の電子証明書にも5年間の有効期限があり、更新が必要となるので注意が必要です。
